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コラム

印刷基礎知識④~トムソン(ビク)型?ピナクル型?何が違うの?抜き型の学習日記~

印刷基礎知識

「印刷って機械にかけたらすぐに仕上がるんじゃないの?」
印刷の基本のキも知らなかった新入社員が、ヤマックスで学んだ印刷知識を【印刷基礎知識コラム】にて発信しております。

そんな私も、ヤマックスに入社して丸2年が経ちました。
前回は、【印刷専門用語】【色・色彩】【物性試験】の3つをご紹介しましたが、まだまだ印刷は奥深い!
これからも実際に学んだ印刷の知識を皆様にご紹介させていただければ幸いです!

さて、1年ぶりとなる今回は【抜き型】について学んでいきます。

学習日記

~本社展示ルームにて~

展示ルームには、お客様の実績品やヤマックスオリジナル技術の展示に加えて、ヤマックスができる印刷・加工工法も紹介しているよ。

トムソン(ビク)型…ピナクル型…これって何ですか?

これは、印刷後の型抜き加工で使用する抜き型だよ。

なるほど…2種類ありますがどっちも使うのですか?

ううん。製品に応じてどちらかを使い分けているよ。

ヤマックスの主な取り扱い製品をご紹介 ー採用事例掲載中ー

■トムソン(ビク)型

トムソン型は最も一般的な抜き型のこと。合板に鋼の刃が入っているよ。
東京の社員は「ビク型」とも呼んでいて地域でも呼び方に違いがあるみたい。ちなみに「ビク型」の由来はドイツ社製のビクトリア打ち抜き機の「ビク」からきているみたいだよ。

なるほど…!型にスポンジがたくさん付いていますが、これは何のために付いているのですか?

シートの保持と加工時の押し出し用に付いているよ。
刃はとても鋭いから絶対に触っちゃだめだよ!

■ピナクル型

では、こちらの薄い型がピナクル型ですね。こんな薄さでも抜けるのですね。しかも、トムソン型と違ってつなぎ目がないですね!

そうだね。金属の薄い板にエッジング加工を施しているよ。バリ(※)や歪みがない高精度な加工を行うことができるから、複雑な形状にはピナクル型を使うんだ。(※加工の過程で発生した、意図しない突起や残留物)

なるほど!一般的にはトムソン(ビク)型、複雑な形状の製品はピナクル型で使い分けがされているのですね!

今日のまとめ

抜き型からは少し話が逸れるけど、トムソン(ビク)型・ピナクル型の他にも型代のいらないカッティングプロッターもヤマックスでは取り扱っているよ!

今後も印刷基礎知識についてご紹介させていただきますのでお楽しみに!
過去のコラムが気になる方は下記のボタンからぜひ、覗いてみてくださいね。

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